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グローバル化の社会学

副題 グローバリズムの誤謬─グローバル化への応答
著者 ウルリッヒ・ベック
監訳者 木前利秋・中村健吾
ヨミ きまえとしあき・なかむらけんご
ISBN ISBN4-7720-0510-2 C0036
判型 四六上製
頁数 326ページ
発行 2005.10.25
定価 3570
分野 哲学・思想
在庫 有り

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概 要
今日ではグローバリズム(市場の開放、規制緩和、民営化など)は不可避のものとして、我々の社会を変えて行く。しかしながら、そこには失業の増加、賃金の低下などマイナス要因もある。著者は、それに加えて、プラス要因としてのグローバル化を考察し、政治のグローバル化として国民国家を越えてトランスナショナルな国家形成を提唱し、さらには、積極的に政治や文化のグローバル化を考察する。今日の「概念なき社会に」おいて新たに社会を記述する概念を提起しようとする。

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目 次
 はじめに
第一部 序 文
 第一章 仮想の納税者
 第二章 世界経済と個人化のあいだで国民国家は主権を失う──どうすればいいのか
 第三章 グローバル化の衝撃──遅まきの議論
第二部 グローバル化の意味するものはなにか──次元、論争、定義
 第四章 世界地平の幕開け──グローバル化の社会学のために
  1 知的な秩序権力としての社会学──社会のコンテナ理論
  2 トランスナショナルな社会空間
  3 グローバル化の論理・次元・帰結
   a 資本主義世界システム──ウォーラーステイン
   b ポスト国際政治──ローズノー、ギルピン、ヘルド
   c 世界リスク社会──思わぬ政治化を強いるエコロジー面のグローバル化
   d 世界のマクドナル化の命題はなぜ誤りなのか──文化のグローバル化の逆説
   e グローカル化──ローランド・ロバートソン
   f 可能な生活を想像する力──アルジュン・アパデュライ
   g グローバルな富、ローカルな貧困──ジークムント・バウマン
   h 労働なき資本主義
 第五章 トランスナショナルな市民社会──コスモポリタンなまなざしはいかにして成り立つのか
  1 中間総括──「方法論的ナショナリズム」とそれに対する反論
  2 シンボルによって演出された大量ボイコット──世界市民イニシアティブとグローバルなサブ・ポリティクス
  3 複数の場との結婚──多くの場との結婚は各自の生活におけるグローバル化への足がかりである
  4 異なる文化間の批判はいかにして可能か
 第六章 世界社会の輪郭──せめぎあうパースペクティブ
  1 第三の文化、あるいはグローバルな市民社会
  2 コスモポリタン民主主義
  3 資本主義的世界社会
  4 世界リスク社会──近代の檻が開く
  5 非民主主義的に正当化される政治としての世界社会
  6 展望──トランスナショナルな国家
第三部 グローバリズムのさまざまな誤謬
  1 世界市場の形而上学
  2 いわゆる自由な世界貿易
  3 われわれが経済の面でかかわっているのはグローバル化ではなく(いまだに)国際化である
  4 リスクという演出法
  5 革命としての脱政治性
  6 一直線神話
  7 カタストロフィ思考の批判
  8 黒い保護主義
  9 緑の保護主義
  10 赤い保護主義
第四部 グローバル化への応答
  1 国際協力
  2 トランスナショナルな国家、もしくは「包容的主権」
  3 資本への参加
  4 教育政策の新たな方向づけ
  5 トランスナショナルな企業家は非民主的か、反民主的か
  6 市民労働のための同盟
  7 フォルクスワーゲンの輸出国のあとにはなにがやってくるのか──新たな文化的・政治的・経済的目標設定
  8 実験的文化、ニッチ市場、そして社会的自己刷新
  9 公共的企業家、自己─労働者
  10 排除に抗する社会契約?
 第七章 グローバル化への応答としてのヨーロッパ
 第八章 展望──没落のアラカルト──ヨーロッパのブラジル化
 訳者解説
 文献表
 人名索引


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