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宮沢賢治の春
副題 その光と風のエッセイ
著者 斎藤文一
ヨミ さいとうぶんいち
ISBN ISBN4-7720-0932-9 C0095
判型 四六判上製
頁数 174ページ
発行 2002.7.15
定価 2100円
分野 日本文学(評論)
在庫 品切れ |
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概 要
「この世にもし賢治が存在しなかったとしたら、日本人の心情そのものが、イマジネーションを含めて、今よりよほど貧しいことに人は気づかされるであろう……」(あとがき)。本書は、折々の季節、賢治が生きた世界のあれこれをめぐって、心にとまった風景、その遠景と近景をあたたかな科学者の目でエッセイ風に綴り、一万年紀にたえうる豊穣な賢治作品を検証する。 |
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目 次
はじめに――一万年紀の風景
一 一万年紀の作家 (1)時代と人/(2)言葉 二 「そは何色と名づけるべきか」
三 「わたくしはひかる水玉」
第一章 賢治の春 一 病める身の春――草火の煙は青く流れて
二 気圏の春――明るい丘の風に恋して 三 落葉広葉樹林の春――セント・マグノリアは天の鳩
四 修羅の春――かなしみは青々ふかく
第二章 賢治の四季と心の風景――二十七景
一 わが憧憬の種山ヶ原 二 内なる宇宙と早池峰 三 白光する岩手山頂
四 転回点となる七つ森 五 なめとこ山が輝く時 六 星の夜祭と原体剣舞
七 月天子像と北上山地 八 くらかけ山の雪の詩 九 岩手山熔岩流地獄鍋
十 栗駒山あえかな雪を 十一 薫風渡る小岩井農場 十二 「銀河軽便鉄道」と猿ヶ石川
十三 銀河系を映す北上川 十四 風ひかる陸中海岸 十五 津軽海峡を渡る憂愁
十六 川若し、碧き流れに――秩父路で 十七 竜と詩人と比叡幻想
十八 法華経一宇を建立し 十九 勧学逍遙院大等法師 二十 燐光めぐる舎利宝塔
二十一 イーハトーブ文化圏 二十二 「白金ノアメ」の歌声よ
二十三 よだかの星は何処に 二十四 夢を食うなまずの詩
二十五 初恋の人ははるかに 二十六 kenji星の誕生 二十七 「菊日和」の句
第三章 ケンジ星その他
一 小惑星ミヤザワケンジ (1)ケンジ星/(2)そしてブンイチ星が
二 水稲品種「陸羽一三二号」と「農林一号」 (1)「陸羽一三二号」と「白金ノ雨」/(2)「農林一号」の物語/(3)この米を一万年後にも伝えよ
三 落葉広葉樹林帯の物語 (1)「みんな林や野はら」から/(2)「おれは森へ行って遊んでくるぞ」とは
四 賢治と虹 (1)謎の虹/(2)どういう虹を見たのか
第四章 宮沢清六さんと高木仁三郎さん
一 宮沢清六さんのこと (1)その道/(2)宇宙のことは/(3)「大銀河系図ドーム」のこと
二 追悼・高木仁三郎さん (1)高木さんのこと/(2)「農民芸術概論綱要」とサイエンティスト/(3)「脱プルトニウム宣言」と市民の科学
三 『宮沢賢治をめぐる冒険――水や光や風のエコロジー』 四 小説『鳥たちの舞うとき』
第五章 宇宙と生命の物語をたずねて
一 「銀河鉄道の夜」を読む (1)人間の文学/(2)銀河鉄道はどこを行くか/(3)物理化学の眼
二 『世界でいちばん美しい物語――宇宙・生命・人類』 三 『沈黙の春』・『センス・オブ・ワンダー』
四 『デルスウ・ウザーラ――沿海州探検行』 五 『森の生活』 六 『アマチュア森林学のすすめ――ブナの森への招待』
あとがき
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